こんにちは、PRの掛端です。
このたび、PIVOTは株式会社ZIRITZ様が運営する、自立型資産形成プラットフォーム「StockFormer(ストックフォーマー)」のフルデザイン・システム開発をお手伝いさせていただきました。
初期開発が完了後、追加改修のテクニカルディレクターとして制作の中心的役割を担ったのが、今回登場する柴田くんです。
今回は、StockFormer制作での経緯と、追加改修においてこだわった点、苦労した点、プロジェクトを通して見えてきたことを聞きました!
ちなみに、StockFormerとは…?
全く新しい不動産投資の情報プラットフォームとしてサービスをスタート、投資家自身の資産をスコア化できるほか、客観的に価値・状況を把握しながら、不動産投資のための明確な指針を立てることを可能にしています。さらにユーザーの資産スコアをもとに、信頼できる専門家から提案を受けるなどのマッチングサービスも充実、納得できる不動産投資のための有益な情報を手に入れることができる今までにないサービスなのです。
https://stockformer.com/
―今回のデザイン案件をPIVOTが手掛けることになった経緯を教えてください。
柴田:2019年8月に、ZIRITZさんが会社を立ち上げたのと同時に、サイト制作をPIVOTにご相談いただいた、というのがそもそものきっかけです。
僕がプロジェクトにジョインしたのが2019年8月のことでした。初期開発はエンジニアとして、二次開発はテクニカルディレクターとしてジョインしました。
プロジェクト自体は2019年の8月から初期開発がスタートし、その後2020年8月から追加開発がスタートした流れです。もう1年近く携わっているプロジェクトでもあるので、その分思い入れもありますね。
―クライアントのZIRITZ(ジリッツ)という企業名も特徴的ですよね。
柴田:はい。運営元のZIRITZさんが掲げるミッションは、資産形成において「自立」を促すという意味と、自分から積極的に「自律」して資産形成をすると、いう両方の意味を備えています。
StockFormerのサービスについても、ユーザー(投資家)が自律して資産形成をしていくためには、正確な情報を提供することがとても重要である、というクライアントの意向がしっかりと反映されています。
―PIVOTは開発のどの部分を担っていたのでしょうか?
柴田:初期開発は、システム構築とデザイン制作をゼロから手がけました。そのためユーザー理解やブランディングなども合わせて考えていった形です。
ユーザーの信頼を得るデザイン・システム構築には相当気を配りましたね。
追加開発では、追加機能の提案・開発・実装までを担当し、現在でもやり取りは続いています。追加開発ではデザインを大きく変更することはなく「もっと使いやすくするにはどうすればよいか?」というユーザビリティの更なる向上に注力しました。
フェーズが進むにしたがって、課題が変化してきたのも特徴ですね。
―そうなのですね!初期開発の課題はどこにあったのですか?
柴田:大きく分けると以下になります。
■ユーザー(投資家)サイドの課題
・そもそも不動産投資をだれに相談すれば良いか、情報収集の仕方がわからない
・(見つけたとして)良い条件(不動産・融資金利・売却金額等)がわからない
・良い機会(売り時・買い時等)が提示されているかがわからない
・継続的に資産形成していく上で、高い手数料コストが障壁になる
■不動産業者サイドの課題
・本気で不動産投資を行いたいユーザーに効率的にリーチできない
事業課題をどう解決していくか?が浮き彫りになりました。
―これらの課題は、事業の根幹にかかわるものでもありますよね。
柴田:はい、そうなんです。そのため、初期開発では
■不動産業者が信頼できるかどうか、あらゆる視点からスコア化
■良い不動産業者パートナーと出会えるような仕組みづくりを考案
■基本的には不動産とのマッチングが発生した際に手数料が発生する、成果報酬型に
までを行いました。代表取締役の島﨑さんとのヒアリングを通して、少しずつシステムに落とし込んでいきました。
それでも解決が難しい部分について、追加改修の運びとなったのです。
―なるほど、追加開発で注力したポイントはどこですか?
柴田:特に注力したのが「ユーザーと不動産業者、二者のコミュニケーションの精度を高める施策」です。不動産投資に直結するやり取りの部分ですしね。そのために、クライアントとアイディアをいろいろ出し合いながら一緒に考えぬきました。
ユーザー(投資家)サイドにとってまずは、自分のニーズにマッチした提案を効率よく受け取れることが最善ではないか、と考えました。
せっかくいい提案があっても、たくさん来る不動産業者からのメッセージに埋もれてしまっては気づいてもらえません。
そこで、施策として不動産業者から投資家にメッセージを送る際、あらかじめ設定されている投資家のニーズにマッチする提案を送りやすくなるようUIを工夫をしました。
不動産業者サイドからすると、送れるメッセージの数はグッと減ってしまいますが、その分精度の高い提案ができ、マッチング率も上がるわけです。
精度の高い提案を行うとなるとそれなりに、提案1つあたりの作成コストが高くなってしまいますが、そのコストも抑えられるよう対象の投資家を一度に複数選択し、一斉に提案を送信できる「一括送信機能」を実装。
提案される側・する側、両者にとって一番よいUIを、クライアントと突き詰めていきました。ZIRITZ様にとっては、不動産業者もユーザーも大切なクライアント。両者にとってメリットの高い実装を実現しました。
―マッチング率を上げるため、と言えども送れるメッセージに制限を付けるというのは思い切ったアクションでもありますよね。
柴田: そうですね。不動産業者の方々には、「送信メールに制限があるなんて使いづらい!」と思われないよう提案の送りやすいUIを提供し、送信しやすさを格段に向上させることに注力しました。
提案コストを下げるのにマッチング率は良い、という所に満足してもらえることを目標に掲げたのです。
投資家とのコミュニケーションの機会も貴重な時間を割いて頂けるように、投資家のニーズを含む投資家情報をクイックに一覧できるUIや、ユーザー情報の絞り込み、検索機能の精度も高めています。
サービスとしてのイメージを改善させることがそもそもの目的ですから、ユーザーからレスポンスが良くなるような一貫性も意識しました。
熱量を高く持ち続けることで、相手のことも会社のことも市場も見えてくる
―初期開発、追加開発と携わってきた柴田さんですが、制作にあたり大切にしたことはなんですか?
柴田:代表の島﨑さんの熱い思いが入ったプロダクトであり、プロジェクトだったので、僕らもそれに負けないくらいの強い熱意で取り組んだことですね。
欲を言えば、僕らが不動産投資を十分に理解したうえで「投資家ってこう考えるよね」「こういうワーディングの方が不動産業者には響くんじゃないか」といった提案ができればよかったんですけど。
だからこそ、島﨑さんのアイディアや要求を明確にする→誰でも使えるプロダクトの機能に解釈する→要件化、という部分にはかなり真摯に取り組みましたし、島﨑さんからのヒアリングもかなり丁寧に、回数も重ねました。
―細かなやり取りを通して、一緒に作り上げた感がありますね!
柴田:本当にその通りです。投資家の思いや不動産業者の思いなどは、島﨑さん自身が具体的にインプットしてくれましたし、それに応えるべく本気で挑み続けました。
島﨑さんからあふれ出るアイデアを、即プロトタイプに起こして確認、意見をもらい改善する…というキャッチボールも幾度となく行いました。
そういう時間を通じ、お互いに腹を割って話せるパートナーシップを構築したうえでプロジェクトが進められたかな、と思っています。僕自身も、テクニカルディレクターで入った初の案件でしたが、印象深いクライアントとなりました!
――さいごに、今後の展開を教えてください。
柴田:僕が言うのもなんですが、これからもっと不動産投資が世の中のスタンダードになってほしいと思っています。
とはいえ、まだまだこのサービスはスタートしたばかりなので、投資未経験者や若い方にも「投資をやってみたい」という気持ちを想起させるような仕掛けをどんどんつくっていきたいですね!
―柴田さん、ありがとうございました!
今回実績としてご紹介させて頂きました株式会社ZIRITZ様 大変ありがとうございました。
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