創業以来「受託開発」を手がけているPIVOTが、今、自社開発を始めた理由
初めまして、PIVOT新人、PR担当のおだじょーです。PIVOT歴はまだ短い1年目ですが、フレッシュな目で、PIVOTのなかのことを、発信したいと思います!
それにしても、「新人ですぞ」と申し上げているのに、PRチームの大場隊長から私に与えられた初ブログのテーマは「自社開発について。」重い・・・。なんか重い、のですが頑張りますので、よろしければお付き合いください。
●受託開発と自社開発
さて、自社開発について書く前に、まず新人らしく、PIVOTのメインのお仕事である「受託開発」について検索してみました。IT用語辞典で受託開発とは、顧客が利用・販売する製品の開発を請け負うこと。特に、顧客企業が業務の遂行に利用する情報システムや業務用ソフトウェアなどの開発を受注すること。
出典元:IT用語辞典 e-Words
とありました。
PIVOTは、まさにこうした「受託開発」を2000年の創業以来手掛け続けています。さまざまなお客様のデジタルビジネスのパートナーとして、お客様の課題を理解し、その課題を解決するクリエイティブをお客様と共に創造し提供し続ける。お客様を通して、世の中の課題の解決をし続ける、それがPIVOTの使命だと思っています。
また、いつも大切にしているのは、「今より少し楽しい未来をつくる」というPIVOTの理念です。ご相談をいただくお客様の「状態」や「課題」はさまざまですが、せっかくPIVOTにお声かけをいただいているのですから、この理念は常に軸に置いて、PIVOTらしい仕事をすることが大切だと考えています。
●ストレッチする時期に来た
こうしたPIVOTの姿勢を評価してくださるお客様に支えられて、業績も順調に伸ばして来ることができたわけですが、創業20周年の文字が見えて来た昨年、社長の宮嵜が、全社PR会議(全社員が参加するインターナルコミュニケーションの場、その名も“COMPASS”)でこんなことを切り出しました。
「今こそ、ストレッチする時期が来た。今より少し楽しい未来をつくるという理念をさらに明確に体現することとして、「自社開発」に本格的に取り組みたい・・・」
「自社開発」への取り組み、実は受託案件の傍ら一部のメンバーで開発が進められていましたが、これからは自社開発を手がける専門組織も作り本腰を入れていくことを、正式に全社に向けて宮嵜の言葉で表明。「自社開発で取り組んでいること、取り組みたいこと(施策)」「なぜ自社開発をやるのか(目的)」「現時点の手応えと今後のこと(目標)」について語られたのです。
社内でも、「何か動きがあるようだ」ということを感じているメンバーが増えて来ていて、なかには、会社の方向性について不安な気持ちを抱く人もいたようなので、PRチーム的にも、ここでしっかりと社内に向けて語っていただくことが大事だと考えていました。なので、全社PR会議の進め方について経営陣と相談する際に、こういう要素を語っていただきたいというリクエストをしました。(多少なりとも貢献したと思いたいです(笑)社員と経営陣をつなぐ役割も私たちPR担当の重要な役割ですから!)もちろん、1度語ったからと言って、社員に腹落ちするものではないのですが、これを皮切りに、繰り返し伝えることにみんなでコミットしています。
●自社開発で試みていること
ちょっと脱線したので、話を自社開発に戻します。
PIVOTが自社開発で取り組んでいるのは、「オンライン学習・カスタマーサポートに最適化したビデオチャットプラットフォーム”ProCommu“」と「誰にとってもわかりやすい生産管理システム”(通称)Phoenix”」です。(それぞれのサービスについてはまた具体的に共有できる段階で、このブログでもご紹介したいと思っています!)
この自社開発のプロジェクトを進めるにあたり、大切に据えている考え方が大きく2つあります。
一つは、もちろん「新たな収益源」を創り出すために、という視点です。あくまでベースはこれまで通り、お客様のニーズに合わせた受託事業でというところは変わりませんが、いろいろなことに取り組めるメンバーが増えた今こそ、チャレンジができると考えています。
二つ目は、こちらがかなり重要ですが、この自社開発は「実践的な試験研究」であるという考え方です。
特に、プロジェクトチームですが、東京オフィスのメンバーだけでなく、福岡オフィス、そしてベトナムオフィスを含む多拠点のメンバーでスクラム開発をすることを最初に意思決定しました。物理的な距離や言葉や文化の違いもあるメンバーで、いかに一つのプロジェクトに協力して取り組めるかという実践です。こちらの記事「リモートワークするときに忘れがちなことが一番大切だったという話」でご紹介している通り、PIVOTでは早くから「離れていても、同じように仕事のパフォーマンスが出せる」環境を社員が中心となって作り上げて来ました。その環境とツールをフル活用して、積極的にオフショア開発にも取り組んでいます。
↑↑↑写真はグループチャットツール「Microsoft Teams」を使っての実際のProCommuのリモート開発会議の様子
また、自社でまだ実績のない技術の採択をし、実戦で学び、研究しそれを習得することにもチャレンジしています。その一つは、Elixirという言語の採用です。開発実績のない言語ということで、初期開発のスピードはどうしても遅くなってしまいます。Elixirの採用にはもちろんものすごく悩んだわけですが、最後は「開発チーム全員で決断をして」スタート。順調に開発が進んでいます(今もまだ開発真っただ中! これもまたその後の経過について、別の記事を書きたいところですね)
●自社開発は、理念の体現でもある
なぜこのようなチャレンジングな取り組みをするのか、なぜ自社開発なのかについて、宮嵜の話からご紹介すると、「PIVOTの理念にある“今より少し楽しい未来をつくる”を実現しようとするとき、私たちは、お客様の疑問や課題に先んじて答えていくチームであるべきです。それは、現状維持では達成できません。常に私たち自身が先を見てチャレンジしていなければと思います。だから、私たちにとって自社開発で取り組んでいることは、最強の自主提案。理念の体現そのものなのです」
●手応えとちょっぴり野望
最後になりますが、実際にProCommuについてはお客様への提案活動も開始しており、確かなニーズを感じています。既存の類似サービスとの大きな違いは、実現したいアクションはそのままに、事業主、エンドユーザー両目線に立っての使いやすさを追求したUI設計にあります。PIVOTの強みを体現したプロダクトになっています。
この自主開発を通して、「PIVOTとだったら、思い描くプロダクトがつくれるかも!」という期待を、もっともっと世の中に醸成したいと、控えめに野望を申し上げて今回の記事は終わります。最後までお読みいただきありがとうございました!
ちなみに、このような新しい挑戦に向き合うPIVOTに、あなたも参加しませんか? 人材募集チューです!
0コメント