港区の「ワーク・ライフ・バランス推進企業」に認定されて気づけたこと

PIVOTにとってのあたりまえが、「価値」になる

こんにちは!PIVOTのPR、大場です。突然ですが、実はPIVOT、2017年度より東京都・港区が行う「ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業」において認定をいただいております。


認定のために設けられた4つの分野

① 【子育て支援分野】仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組んでいること

② 【地域活動支援分野】仕事と地域活動の両立支援に積極的に取り組んでいること

③ 【介護支援分野】仕事と介護の両立支援に積極的に取り組んでいること

④ 【働きやすい職場環境づくり分野】長時間労働の削減など、従業員が働きやすい職場環境づくりに積極的に取り組んでいること

のうち、PIVOTは、【子育て支援分野】【地域活動支援分野】【働きやすい職場環境づくり分野】の3分野における認定です。



●きっかけは、一枚のチラシ…

応募のきっかけは当時ディレクターだった私大場が目にした一枚のチラシ。関わっていたプロジェクトの一環で港区役所を訪問した際、受け取った資料のなかに含まれていたものです。タイトルはスバリ「港区 ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業 申請要領」でした。

港区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業についてはこちら


そもそも【ワーク・ライフ・バランス】とは…(ここで調べる私)

「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。

出典: Wikipedia


なるほど。

「PIVOTの取り組みが案外当てはまっているかも。採用にも良さそう。しかもプロポーザル案件の際に加点になるのか!(←正直に言いましょう、これが一番の魅力です)」と、そんな調子で応募をしてみたのが実際のところでした。


●なぜ、認定いただけたのか? PIVOTの取り組み事例


申請に当たり、まずはいろいろとある取り組みを棚卸しするところから始めました。その中でもちょっとユニークなものを3つご紹介したいと思います。


まずは、「野菜スープのケータリング」です。

社員の健康管理とコミュニケーション促進のために、週3回、野菜スープのケータリングを行なっています。手前味噌ですが、これは結構ユニークでナイスな取り組みだと思っています! 仕事柄どうしても訪れる繁忙期は、生活リズムや食生活も乱れがちに。一人暮らしの社員も多い。そんな状況を少しでもサポートできたらという思いが込められています。近所のおいしいイタリアンレストランから届くスープは具もゴロっとサイズで食べ応えがあり本当においしい。スープが届くと一旦一息。夕方のコミュニケーションタイムにも繋がり、もうひと踏ん張りの活力にもなっています。


次は、プロボノ活動の一環としてPIVOTの拠点・地元商店会「青山キラー通り商店会」との関わりです。

商店会のWEBサイトの保守や時事ネタにちなんだ川柳バナーの制作、年に1度行われる商店会の祭りの際のプロダクトデザイン協力等は、想像以上に大きな評価をいただきました。(スープもキラー通りの活動もまた改めて記事にします!)

川柳バナーの一例。ちなみにこれ、私の詠んだ一句です。



最後はやはり「リモートワークの積極的な取り組み」です。(詳しくはこちらの記事へ:リモートワークするときに忘れがちなことが一番大切だったという話

この記事、ヘッダーで使っている写真は私の娘が発熱した際に自宅でリモート勤務をしている様子です。私のような子育て事情のみならず、家族の転勤や介護など、社員のライフステージの変化に柔軟に対応しているこの制度は、働きやすい職場環境を支える大切な要素になっています。



●認定された!ことで、気づいたこと 

こうした取り組みを評価いただいて、無事に認定をいただきました。写真は認定式の様子と頂いた賞状です。

しかし、振り返ると、PIVOTは、ワーク・ライフ・バランスに対してものすごく意識的に力を入れてきたということではありません。どの取り組みに関しても共通していたのは、社内で生じた課題や問題に対し、向き合い、考え、行動をしてきたことの積み重ねというだけです。


認定は、PIVOTにとってあたりまえに行ってきたことが、「価値」なのだと気づかせてくれたように思います。また、この認定を機に、これまではあまりご縁のなかった取材や登壇などの依頼をいただく機会が増えました。たとえば、東京都が主催する「中小企業しごと魅力発信プロジェクト」の一環として運営されているWebサイト「東京カイシャハッケン伝!」と冊子『東京カイシャハッケン伝! Guide vol.14』に福利厚生の取り組みなどについて取材いただき、掲載されました。


このような「IT業界あるある」な事情(残業や体調管理など)の課題感からの取り組みは、情報を必要とされている方も多いように感じています。横の情報提供という意味でも、今後もこのブログに綴っていきたいと思っています!


●さいごに

ところで、

「認定されました!」

を社内に報告したときの、社員たちのリアクションはといえば…

「え? うちが? なんで?」

「なんにもしてないじゃん」

「…。」←完全ノーリアクション


実は、この認定をきっかけに一番明確になったこと、それは、一番大事にしているはずの社員に、取り組みの意図が伝わっていなかったとわかったことです


徐々に増え続ける社員、組織化が進むなかで、社内の共通理解、思いの浸透というコミュニケーションの課題にぶつかり始めたのだと思いました。「社内のコミュケーションは、従来通りではもうだめなのかも」という危機感を抱くきっかけにもなりました。(ちなみに私、大場が入社した2011年は20人ほどでしたが、認定された2017年当時は約50人です)


もともと「みんなのために」という所に軸があっての取り組みだけに、面と向かって「みんなのためにやってるよ!」とは言い難い(というか言いたくない)。しかし今回、ワーク・ライフ・バランスについて会社単位で考える姿勢を示せたことで、今後はもっと社内を巻き込みながら、取り組みを強化していきたいと考えています。


そして、少しずつでもみんなに伝われば…という思いも込めてこのブログも書いています!!




最後に、認定がきっかけで頂いたセミナー登壇の告知をさせてください。

◆「女性の活躍推進加速化事業」女性従業員向けの研修・交流会(平成31年2月26日)

PIVOT福岡オフィス セクションマネージャ・栗林が、

女性従業員向けの研修・交流会にパネラーとして登壇させていただきます。

詳細、お申し込みはこちらから。

※登壇セミナーは終了いたしました。

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PIVOTはWebやアプリを中心にしたデジタルツールの企画~構築・運営、システム開発まで、UI中心設計でユーザーの最高体験を追求しているデザイン&システム開発会社です。 「(PIVOTなりの)課題解決」に軸を置き、ブログを書いています。

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